第5回 本格的な黙想の仕方 ―3回想

3.回想

・祈りを終えた後、場所や姿勢を変えて、今の黙想をふりかえる。
どのような心の動きや気づきがあっただろうか?
黙想の時間は長かったか、短かったか?
退屈だったか、実りを感じただろうか?

・神の働きかけ、呼びかけがあっただろうか? それに私はどう応えただろうか?

・特に印象深かった点や心に残っていることを、簡単に書きとめておくとよい。

・黙想の時、何も感じないし、何も頭に浮かばないことも多い。
ところが、それを回想すると、何か引っかかっていることに気づくこともあるので、うまくいかない黙想でもいちおうふりかえっておくことが大切である。

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以上が黙想の正式な方法である。何か形式的で堅苦しいと感じられるかもしれない。

一種の訓練として回数を重ねていくうちに、だんだんと慣れてくるものである。

霊操を英語では、”Spiritual Exercises”という。霊的なエクササイズをするという意味である。
体のエクササイズを思い出してもらいたい。本格的に体を動かす前に準備体操などをする。それと同じように、本格的に黙想する場合も準備の時間が必要である。
また体を本格的に動かした後は、整理体操をして体をクールダウンさせる。それと同様に、黙想が終わった後も回想のひとときをとるのである。
体も心も同じだが、ラジオやテレビのようにスイッチを入れたらすぐに作動し、スイッチを切ったからすぐに止まるものではない。体も心もだんだんと調子があがり、だんだんと静まってくるものだ。
そのため、上記のような厳密な形でなくとも、黙想を本格的にする場合は、自分なりの手順を決めておくとよいだろう。

心をよりよく働かせるために、エクササイズを繰り返して、自分の霊魂を整えていこう。

体のエクササイズも大切だが、魂のエクササイズはもっと大切なことではないだろうか。