吐く息、吸う息
英隆一朗
前回、「くるしいときに」呼吸を整えるとよいと書きました。それをもう少し説明しましょう。
呼吸には吸う息と吐く息があります。
息を吐くときに、心の中のもやもや・怒り・悲しみ・不安をすべて吐き出すようなつもりで、否定的な思いをすべて外で出してしまいましょう。
逆に、息を吸うときは、新鮮な空気を吸い込みつもりで、元気・勇気・平和の力が体と心にみなぎるように、意識します。
悪いものをはき出して、心を浄化し、よいエネルギーを吸い込んで心を活性化させるのです。そのつもりで呼吸を繰り返してみましょう。
苦しいときには、特に、悪いものを心から一掃するつもりで、吐く息を特に意識してみましょう。心が落ち着くまで、何度も何度もゆっくりと吐く息に合わせて、心を掃除してみましょう。