あの時はパンをいっぱい食べられたのに

「あの時はパンをいっぱい食べられたのに」(出16,3)
英隆一朗

「あの時はパンをいっぱい食べられたのに」(出16,3)。エジプトの奴隷状態から解放されたのに、荒れ野の味気ない暮らしに耐えられなくなるイスラエルの民の愚痴。つい過去の罪の生活が懐かしく思い出され、現在の生活が色あせて見えてしまう。コロナが続く今も同じかもしれない。過去ではなく、今日を大切に生きることができるように。

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